こんな疑問に答えます。
この記事では、利用者急増中のシャドテンのコスパをとことん上げるための簡単なコツについて紹介します。
最初に結論です。
シャドテンを使いこなすコツは、仕組み化すること、ハズレ課題を避けること、音声変化のポイントを抑えること、
です。
この記事の内容は以下の通りです。
この記事の内容
- コスパが下がるシャドテンの利用方法(NG例)
- 仕組み化のコツ
- ハズレ課題の回避方法
- その他コスパを上げる活用方法
詳しくは本編にて!
この記事はこんな方にオススメです。
こんな方におすすめ
- シャドテンで英語を勉強しようと考えている人
- すでにシャドテンで勉強を始めていて学習効率を高めたい人
- せっかく勉強するなら投資効果を高めたい人
この記事を書いている僕はこんな人です。
記事執筆時点で120回のシャドテン利用回数(添削提出)経験があります。
それではさっそく行ってみましょう!
Contents
シャドテンのコスパを下げるNG例
まず、シャドテンのコスパを下げてしまう、NG例から紹介します。
2〜3ヶ月でやめてしまう
リスニング力に限らず、あらゆる勉強には継続が欠かせません。
僕自身の経験では、4ヶ月を過ぎたくらいから、TOEICにも通用するリスニング力の向上を感じ始めました。
ネット上でも3〜4ヶ月くらいから変化を感じる人が多いようです
シャドテン毎日欠かさず提出で100回目。ここまでの感想。
*これは勉強じゃなく完全に筋トレ&脳トレ
*語学習得に近道なし
*リスニング力向上を実感しつつある
*口周りの英語筋肉が鍛えられてる
*英語脳に切り替わり易くなった
*課題音源の忠実再現する上で著名人のモノマネが楽しい#シャドテン— No-T-No-Shade姐さん (@LilNori) April 29, 2023
ホントこの通り。
この口コミにもあるように、シャドーイングを続けることは楽ではありません。効果を感じる前に辞めてしまう人もいます。そうなるとお金も時間もムダになってしまいます。
添削の提出頻度が低い
シャドテンは月額制です。
毎日添削を受けても週に一度だけでも、料金は変わりません。やってもやらなくても料金が同じなら、やらないのはシンプルに損ですよね。
毎日添削を受けたほう早く効果が出ますし、その意味でも得です。
ハズレ課題を選んでしまう
シャドテンには1,000以上の課題(音源)があります。テーマも最新のものやビジネスや、つい目移りしてしまいますが、中にはハズレ課題もあります(詳細は利用3ヶ月目の記事にて)。
シャドテンは1課題やるのに大体2週間くらいかかります。
ハズレ課題を選んでしまうと、あっという間に2週間、下手すると1ヶ月くらい無駄にしてしまいます。
ポイントを絞らず学習してしまう
漫然と勉強すると学習効果が落ちます。
シャドーイングにはいくつかのコツがあり、音声変化を意識するのが上達の近道です。
意識しながらシャドーイングすることで、効果的な学習を進められます。
シャドテンをTOEIC対策の主軸にする
シャドテンはTOEICの試験対策もあります。
ただ、TOEIC対策の主軸としてシャドテンを使うことはあまりオススメしません。詳しくは後ほど解説します。
対策:仕組み化して継続する
シャドーイングの効果が表れるのには少し時間がかかります。継続できるような仕組みや工夫が必要です。
毎日のルーティンに組み込む
そのためには、毎日のルーティンに組み込むことがオススメです。
ルーティン化の方法で有名なのは「イフゼンルール」です。
イフゼンルールとは?
「If〜, then・・・(もし〜なら・・・)」のように、「XXしたら○○」という特定の行動・条件をトリガーにした習慣化の方法
毎日の行動の中で、ルーティン化しているものにくっつけてしまうのがオススメです。
いくつかオススメのタイミングを紹介します。
オススメ①朝の通勤時間
僕の一番のオススメは朝の通勤時間です。
朝は飲み会や急な残業に左右されない、習慣化にはもってこいの時間帯です。
そして仕事も毎日やりますので、「通勤=始業までの一連の行動」がトリガーにしやすいです。
例えば僕の場合はこんな感じです。
僕のルーティン
- 子供と保育園に向かう
- 子供を預けたら、イヤホンを装着してシャドーイング開始。移動中は小声や口パクでシャドーイング
- 会社に着いたら会議室に直行。会議室でしっかりシャドーイング&録音して提出
- 提出したら自席で業務開始
始業時間があるので、〆切効果によりシャドーイングが効率的に進みます。
ポイントは、自席に立ち寄らないことです。仕事のことが気になったり、人に話しかけられてしまうと、貴重な勉強時間が台無しになるからです。
在宅の日も、基本的には同じです。
保育園に子供を預けてから、自宅に戻り、始業までシャドーイングをします。
休みの日は始業というトリガーがありません。
ただ、一週間に5日間もシャドーイングしていればほぼ習慣化しています。
シャドーイングをしないと気持ち悪くなり、自然と空き時間でやろうとするマインドになるので、あまり心配しなくても大丈夫です。
旅行や家族の用事などで難しい場合は、サクッとやるかスパッとあきらめます。
オススメ②家事の時間
もうひとつのオススメは家事の時間です。
特にオススメの時間帯は以下の通り。
オススメの家事の時間
- 洗濯物を畳む
- 皿洗い
- 掃除
ポイントはどれも頭を使わない作業であること。単純作業の時間を生産的にできるのは快感です。何より家族が喜びます。
一方でオススメしないのは料理です。作業が複雑で高度なのでながら勉強に向いていません。
ハードルをとにかく低くする
シャドーイングを録音していると、「今日のデキはイマイチだから提出したくないな・・・」という気持ちになることがあります。
でも断言しますが、「ちゃんとできてないから出さない」よりも、「不完全だと分かっていても添削を受ける」方が120%良いです。添削を出せばフィードバックもらえますが、出さなきゃもらえません。
提出のハードルをとにかく低くしましょう。時間がないなら、練習不足のものでも良いですし、なんならスクリプトを見ながらオーバーラッピングしたものでもokです。
シャドテンは月額制なので、「やってもやらなくても料金は同じ」です。
不格好でも出す!を合言葉にどんどん添削に出しましょう。
対策:ハズレ課題を回避する
シャドテンにはハズレ課題(勉強しづらい課題)も含まれているので注意しましょう。
時間は有限。効果的な課題を選ぼう
シャドテンでは、各課題ディクテーションテストまでざっくり16日間必要です(4課題×4添削)。
テストに落ちるとさらに16日間かかります。
ハズレ課題を選んでしまうと、なかなか次に進めずモチベーションが下がる期間が最悪1ヶ月くらい続きます。さすがに無駄ですよね。
もちろん途中で課題を変えることもできるのですが、気持よく学習を進めるためにはハズレ課題を選ばないのが一番です。
スピーチ形式がオススメ
ハズレ課題を避ける簡単な方法は会話形式(インタビュー形式)はなるべく避けることです。スピーチ形式のものを選びましょう。
その理由は次のとおりです。
原稿がある
スピーチには原稿があり迷いなく話すため、内容も音量もクリアです。
一方でインタビュー形式だと原稿がなく、スピーカーは考えながら話します。すると、不明瞭な発言が増えます。
例えばこんな感じです。
これはリスニングの際、大きなストレスになります。
原稿があることで、発言が明確になります。
フィラーが少ない
フィラーとは「あー」とか「えー」とかのことです。スピーチの場合、聞きやすさを意識してかフィラーは意識的に抑えられています。
逆にインタビューではフィラーの登場回数が増えます。
例えばこんな感じです。
フィラーが混じるとリズムが崩れるので、かなり聞き取りづらくなります。
リアルな英会話とも言えますが、初級者には全く不要です。
録音がクリア
当たり前ですが、スピーチでは大衆みんなに聞こえるよう、口元に高性能なマイクが用意されています。シンプルに聞き取りやすいです。
しかしインタビュー形式だと、ICレコーダーなどで録音しているためか、雑音が入っていたり、音が遠かったりすることがあり、聞き取りづらさの要因になります。
取り組む前に確認は必須
課題に取り組む際には次のことを確認しましょう。
まずスクリプトを見よう
まずはざっくりスクリプトを見ましょう。
着目するポイントは、カッコの有無です。カッコがないものが良い課題です。
例えばこんな感じです。
パッと見で、大体判断できます。
実際に聞いてみよう
実際に聞いてみることで、録音の状態が分かります。 ボソボソしゃべったりしてないか、念のため確認するのがオススメです。
スピーチ形式ならば、音量やクリアさは概ね問題ないはずです。
聞きやすい課題>興味のある課題
もし「聞きやすいけど興味のない課題」と、「聞きづらいけど興味がある課題」があったら、迷わず前者を選びましょう。
シャドテンを使う主目的はリスニング力の向上です。リスニング力が上がりやすい方を選びましょう。
一見興味のないテーマでも、聞いてみたら興味がでるかもしれません。
ハズレ課題の例
今までに経験したハズレ課題の例を紹介します。
Deflation(ポール・クルーグマン)/WPM140
これはかなりのハズレ課題です。僕も1ヶ月を費やしました…。避けることをオススメします。
※詳細は3ヶ月目レビューの記事をご参照下さい。
TOEIC対策
シャドテンでのTOEIC対策はあまりオススメしません。
理由は以下の通りです。
オススメしない理由
- リーディングの対策にならない
- リスニングの問題がついていない
- (WPM160以上の場合)WPM150に下げる必要がない
シャドテンのTOEIC対策は、「TOEICのPart3,4」を題材にシャドーイングすることです。
問題がついていないため解き方のコツや時間配分などを練習できません。対策としてはかなりイマイチです。
また、WPMが150なので、これ以上のWPMに進んでいる人は敢えてTOEIC対策の課題を選ぶ必要性が低いです。
多少の使い道はあると思います。
シャドテンは速度調整をすることができるので、「TOEICっぽい文章を」「本番よりも早い速度で」聞くことができるのはメリットといえます。(WPMは200まで上げられます)
ただ、いずれにしてもTOEICを受験するならシャドテンだけでは足りません。シャドテンをTOEIC対策の主軸に据えるのはオススメしません。
対策:指摘項目を意識する
指摘項目を意識することで学習効率を高めましょう。
主な指摘項目は3つだけ
添削で指摘されるのは意外と限られ、3つの音声変化のみ、と言っても過言ではありません。
音声変化とは、文字通りに発音しないものです。日本語で「体育館(たいいくかん)」→「たいいっかん」と発音するのと同じです。
この音声変化を意識することで効率的な学習ができます。具体的には次の3つです。
連結
連結とは、連続する単語の音がつながることです。
連結の例
Did you → ディジュ
フラップT
フラップTとは、tの発音がラ行になることです。
フラップTの例
better → ベラー
消失
消失とは、その名の通り音が消えることです。
消失の例
world → ワーゥッ
時と場合により変化しないこともあるのですが、ルールを知っていると聞き取りやすくなります。
単語や文法はChat GPTを活用しよう
Chat GPTはシャドテンの学習にも役立ちがます。
シャドテンの弱点は和訳周りの解説
シャドテンの弱点の一つは、和訳周りの解説です。
そもそもが意訳気味ですし、どんな構文なのか?どんな文法が使われているのか?などの解説はありません。
例えばこんな感じ。
シャドテンから「基礎は当然できてますよね^^」という圧力(?)を感じます。
中には難しい言い回しもあったりしますが、解説がない上に意訳気味で不親切です。かといっていちいち調べるのは面倒です。
オススメプロンプト
そんなときに使えるのがChat GPTです。
色々と試しているのですが、今のところいい感じに機能しているプロンプトを紹介します。
プロンプト例
①英文に番号を振って。例えば1,2,3,,,,②番号ごとに和訳して、③番号ごとに英語学の教授として、懇切丁寧に構文や文法を日本語で解説して。
シャドテンの英文を貼り付けてもらって、上記をコピペすると、Chat GPTが教えてくれます。
例えばこんな感じです。
Chat GPTも使って効率的に学習を進めましょう。
まとめ:ポイントを抑えてコスパを極限まで上げよう
シャドテンで効果的に勉強するための方法を簡単にまとめます。
本記事のまとめ
- イフゼンルールで習慣化する
- スピーチ形式の課題を選ぶ
- 3つの音声変化を意識する
- ChatGPTを活用する
効果的なやり方を習慣化することで、英語の地力を上げましょう。
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